嫌われる勇気を大学生が実践してみたら、人生がこんなに変わった!?

コラム

こんにちは、しばちゃんです。

今回は大学生の僕が名著「嫌われる勇気」を読んで実践した結果わかった事、失敗談や成功談についてです。

この本は間違いなく、僕の人生を変えるきっかけとなった本です。

より多くの人に実践してほしいと思いますが、なかなか行動に移すのは難しい内容だと思います。

そこで、少しでも参考になればと今回まとめてみました。

良い子ちゃんだった僕

僕がどんな人だったか知らない事には、体験談にはならないと思うので、手短にお話しします。

僕は小さい頃から良い子ちゃんでした。

怒られるようなことはほとんどしませんでした。

先生からも「いい子」と言われていたのを覚えています。

しかし、本当は違うのです。

自分を出せず、引っ込み思案で自信もなく、思ったことを言葉や行動にできなかっただけです。

いわゆる周りに合わせるロボットのような子でした。

そんな僕が大学1年生の時に「嫌われる勇気」に出会ったのです。

変わるという決断をしてみた

「人はいつでも変わることができる、しかし、多くの人が変われないのは本当に変わろうと思っていなかったからだ」

という考えを知り、さっそく変わろうと決意しました。

僕は空気を読んで周りに合わせる自分が大嫌いでした。

もっと自分の意見を言いたい、もっと自分がしたいことがしたい。

そう思い、実際に行動に移したのです。

結果は、驚くほど大成功です。

怖かったのは最初の一歩目だけでした。

ただ、この一歩目が大変なのですが。

後はびっくりするほどすんなりいきました。

この時注意したことは、変わる前の自分が出てきた時、自分で自分を勇気づける事です。

「今これを言ったら嫌われるかな、嫌な顔されるかな」と思う事は何度もありました。

でも、その都度「でも、自分は何がしたいの?それでいいの?」と考え、前を向き続けました。

うっかりしていると昔の自分に引き戻されます。

なぜ変わろうと思ったのか、紙に書いて見えるところに貼っておくと効果は高いと思います。

人と比べるのをやめてみた

僕は小さい頃から人と比べて生きてきました。

あの子は勉強ができるのに僕はできない。
あの子は野球がうまいのに僕は下手。

そんな僕は周り中敵だらけでした。

いつも比較して、劣等感に苛まれていたのです。

そこで劣等コンプレックスについて知り、僕がドンピシャで当てはまってることに気づきました。

そして、比較するのをやめました。

最初はめちゃくちゃ難しかったです。

どうしても比べちゃっていました。

「あー順位下がった・・・」とか。

でも対処法は簡単でした、過去の自分、未来の自分と競争するのです。

「昨日できなかった問題が今日は解けた、やった」

「1年後、これ出来てたら自分すごいな、よしやろう」みたいに。

それからはすごく楽になりました。

今まで周りにびくびくしてたのが馬鹿らしくなりました。

だって、周りは自分ではないんです。

元々違うのに比べる方がおかしくないですか?

課題の分離をしてみた

僕はこれが最も難しかったと言えます。

僕の課題に土足で踏み込ませないようにするのも、他人の課題に踏み込まないようにするのもです。

前にも話した通り、僕は周りの意見が気になって仕方なかった人です。

しかし、アドラーは「それは相手の課題であって、あなたの課題ではない」と言います。

確かにそうです。

でも、全然できませんでした。
だって気にしちゃうじゃないですか。

僕の言葉でどう思うか、行動でどう思うかを。

そこで再度嫌われる勇気を読みなおしたのです。

するとそこには「他人の人生を生きてはいけない、それは人生の嘘だ」という言葉がありました。

つまり、人の評価を得るために自分の行動を決めることは、自分の人生を生きていない(完全に小さい頃の僕です)。

自分自身が自分の人生を生きていないのなら、いったい誰があなたの人生を生きてくれるのか。

僕の中で何かがはじけた感覚があり、そこから少しずつ前に進み始めました。

自分が最善だと思う事をそのまま行動に移したのです。

例をあげると、飲み会や遊ぶ約束などです。

僕は飲み会があまり好きではないです。

毎回同じメンバーとべろべろになるまで飲んで、バカ話して、気持ち悪くなって何が楽しいのかさっぱりわからないからです。

それなら、カフェで静かに、本の話や将来の話をする方がいいと思っていました。

だから、ほぼ全ての誘いを断ってきました(学びたい人や大事な人とはいきました)。

もちろん、いい顔はされません。

そしてそのうちどうでもいい人からは誘われなくなりました。

めちゃくちゃ嬉しかったのを覚えています。だって断らずに済むんですから。

もう1つの障害

しかし、そんなうまくいくはずもないです。

アドラー初心者が課題の分離をしようとすると、必ず言われる言葉があります。

それは「自己中で冷たい」です。

いや、課題の分離をしているのでこういった声も気にならないと言えばそうなのですが、さすがに誤解されたままなのは嫌ですよね。

僕もこれたくさん言われました。

ノリが悪いだの、自分勝手だの惨憺たる言われようでした。

そこで僕が気を付けたのは「言い方と態度」。

振り返ってみると、僕の言い方と態度に問題があったことに気づきました。

「めんどくさい」「時間の無駄」なんて言ってたら、さすがに相手を傷つけますよね。

本当に思っていたとしても伝え方は考えるべきでした。

「課題の分離は自分で自分の行動を決めることであるが、それをするにあたって相手に気遣う必要はある」という事です。

ただし、行動は変えません。気を遣って一緒に飲みに行くなんてこと一度もしませんでした。

これはやってみないと分からない事でした。

自己受容をしてみた

僕は僕が大嫌いでした。

太ってて、頭も悪くて、スポーツもできず、かっこよくもない。

小さい頃何度、自分はこの世に必要ないと思ったことでしょう。

でも、自己受容をしてそんな事は一切考えなくなりました。

今、僕は僕のことが世界中で一番好きだと胸を張って言えます(ナルシストになったわけではないですよ笑)。

それは自己受容ができたからです。

自己肯定ではありません。

自己肯定とは、できない自分に本当はできると暗示をかける事。

一方、自己受容とはできない自分を受け入れ、どうしたらできるようになるかを考える事です。

この自己受容の力はバカになりません。

太っていた僕は「太っているな、でもどうしたら痩せられるだろうか」と考え本を読み漁り、実践して、今では標準体型です。

頭の悪かった僕は「あぁ、全然ついていけてないな、どうすれば解けるようになるだろう」と考え、今まで以上に勉強し、今では次席です。

スポーツができなかった僕は「運動苦手だな、どうすれば人の役になてるかな」と考え、主将を務めて、十数年ぶりに大きな大会に出場しました。

かっこよくない僕は「かっこよくはないな、じゃあどうしよう」と考え、痩せて筋肉を付けました、体型だけでも変えてみたのです、まぁ彼女はできていませんが(笑)

自己受容だけでここまで変わるとは言いません。

しかし、できてない人はこれをするだけでも、毎日が楽しく、幸せを感じることができます。

注意点はたった1つ、ありのままのあなたを認めてあげるのです。

そして、かっこいい未来の自分を思い描いて、その自分と勝負するだけです。

他者貢献してみた

「幸せは所属感、他者貢献からくる」とアドラーは言います。

他者貢献は決して自己犠牲をして行う事ではありません。

しかし、昔の僕は自己犠牲が大好きでした。

僕だけが不幸でいい、その代わりみんなが笑っていればと。

今思うと笑えてきます。

悲劇のヒロインになったつもりかと。本心は周りから必要とされたかっただけなのに。

僕が嫌われる勇気を読んで実践した他者貢献は、そんなレベルの低い他者貢献ではありません。

自分が幸せになる他者貢献です。

僕の家庭は夫婦共働きなので、僕が家事をすることも多いです。

以前は「なんで食器を僕が全員分洗わなけらば行けないんだ、母はソファで寝てるし、父はパソコンをいじり、妹は遊びに出かけている、ありがとうもないのか」と文句たらたらでやっていました。

でも、他者貢献を学んでからは「あ、僕が食器を洗うことでこの家族に貢献できている」と感じることができるます。

この話をすると「うそだろ」とか「きれい事だ」と言われますが、じゃあ「ありがとう」と言われなかったら、人の役に立ちたくないのですか?

「なんで私だけ」と悶々とした生活を送りたいのですか?

鼻歌でも歌いながらやってみてください、絶対その方が楽しいです。

そしたら家族も手伝ってくれるかもしれません、別の所で代わりに家事をしてくれるかもしれません。

この他者貢献ができるようになって僕はさらに生きるのが楽しくなってきました。

ここでも注意点は1つだけ。

決してレベルの低い他者貢献はしないでください。

自己犠牲なんてしたら、あなたが可哀そうです。

あなたはあなたの為に他者貢献をしてください。

まとめ

僕が嫌われる勇気を読んでやったことはまだまだありますが、今回はここまでとしておきます。

いかがだったでしょうか。

アドラー心理学を実践した人は共感しましたか?

これからやろうという人は、参考になったでしょうか?

反響が大きければ、第2パートも書こうかと思います。

是非、アドラー心理学を生活に取り入れて、より豊かな生活を送りましょう。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!


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