あなたは人から仕事を頼まれたことはありますか?
仕事に限らず、友人や家族から頼みごとをされたことありますか?
おそらくほとんどの方が「YES」と答えるでしょう。
あなたは親切心で、手伝ったかもしれません。
時には、頼んできた人よりも一生懸命に問題解決に当たったことでしょう。
でも、果たしてそれは最善の選択だったのでしょうか?
と、言うのが今回のテーマです。
他者からの頼み(緊急の出来事)を即引き受けてしまうのは、良いことでしょうか、それとも悪いことなのでしょうか?
即行動するメリット
メリットは3つあります
1.意思決定の自動化
人は、日々多くの選択肢にさらされます。
昼ごはんに何を食べるか。
YouTubeでどの動画を見るか。
仕事でどれから手を付けていくか。などなど。
人から頼みごとをされたときも、同じです。
『これを引き受けるべきか、断るべきか…』と考えます。
意思決定力は使えば使うほど、減少するといいます。
朝ならお菓子を我慢できるけど、仕事で疲れて帰ってきた時は、我慢できずに食べてしまう。
こんな経験はあなたにもあるでしょう。
しかし、意思決定は自動化することで、意思決定力を減少させずに済みます。
「これ頼める?」→「どうしようかな?」→意思決定力の減少
「これ頼める?」→「はい(即返事)」→意思決定力の維持
と言うことです。
2.返報性の原理
返報性の原理は多くの人が既に知っている原理でしょう。
相手から何かしてもらったら、自分もお返しをしたくなるというものですね。
「今は貯金ではなく、貯信の時代」「金持ちではなく、人持ちになれ」という言葉を時々耳にしますが、まさにこのことです。
実業家の中村文昭さんも「頼みは0.2秒で引き受けろ、そして目の前の人を全力で喜ばせろ、そしたら『ありがとう』だけでは済まないだろ」と言っています。
あなたが即断即決で、かつ全力を尽くせば、何倍にもなって返ってくるのです。
返報性の原理は僕らが思っている以上に、強力な武器になるのです。
3.時間錯誤からの脱出
僕らは「時間がない」と思うとき、本当は時間がないと【思い込んでいる】だけなのです。
あれもやらなきゃ、それが終われば、次はこれで…
なんて考えると忙しそうですが、忙しいのは、頭の中だけです。
メンタリストDaiGoさんの著書「超時間術」では、この時間錯誤の解決方法の一つとして「5分ルール」を紹介しています。
5分ルールとは、5分で片付く内容なら、他人の頼みを聞く。
と言うものです。
なぜ、これで時間錯誤が解消できるかと言うと、「誰かに使う時間がる」と思えるからです。
自分は忙しいはずなのに、誰かに時間を使えている、この感覚により、本来の時間感覚を取り戻し、時間錯誤から抜け出すことができるのです。
危険性とは何か
メリットをあげると「頼まれたら、すぐに引き受ける」方が、いいような気がしてきます。
しかし、お察しの通り、そういうわけではないのです。
だからと言って、何でもかんでも断ればいいというものでもありません。
「あれやってくれる?」→「NO!」
「これ頼める?」→「NO!」
あなたの周りには人がいなくなるでしょう。
いくら自分の時間を自由に使えるようになるからと言って、これでは居心地が悪いですよね。
次回は、頼みを断るメリットと、このテーマの本質に迫っていきたいと思います。
それではまた。
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