【読書】7つの習慣よりも大事なたった1つのこと

コラム

今回紹介するのは7つの習慣です。

「え?なに?その本は知ってるからもういい?」

うそん。僕張り切って考えたのに…

わかりました。じゃあ7つの習慣について話すのはやめます。

代わりに、7つの習慣に書かれている、「7つの習慣以外のこと」話してもいいですか?

7つの習慣よりも大事なたった1つのこと

7つの習慣と聞くと、大体の人は「あー、あの本ね!とってもいい本だよね」と返ってきます。

最近ではオリエンタルラジオの中田さんがYouTubeで紹介したことで、「読んでないけど、知っている」という方も多いのではないでしょうか。

あ、見てない人は先にそちらを見たほうがいいかもしれません。
僕がこれから話す中に、7つの習慣は一切入ってないからです。

一応、リンク張っておきますね!
中田敦彦のYouTube大学「7つの習慣①」

さて、7つの習慣を知ったところで、本題に戻りましょう。

もう皆さんは、個性主義か人格主義か、どちらを身に着けるべきかは知っているはずです。

では、7つの習慣を実行しましょう。
とはいかないんですよ。

物事にはステップがあります。
依存→私的成功→公的成功、と流れがあるように、7つの習慣を始める前にやるべきことがあるわけです。

今回は、そのお話。どうですか、ちょっと気になってきたでしょう?

あなたは誰の目で世界を見ているのか

あなたは誰の目で世界を見ているのか。

「そんなの、自分の目で見てるに決まってるじゃん」

その通りです。では、それで本当にいいのでしょうか。

要するに主観で物事を見て、判断し、行動してもいいのか?ということです。

それには多くの人が反対するでしょう。
「いや、客観的視点も必要だ」とね。

しかし、これを実行できる人は、はるかに少ないのです。

想像してみてください。
ある日、出勤すると部下のやる気が低い。
「大丈夫か」と声をかけても、無視。仕事も終わらせず、一日中ボーっとしている。

さすがにイライラしたあなたは、怒りを抑えつつも「おい、もっと手を動かしたらどうだ、そんなんだと同期に置いて行かれるぞ」と言った。

次の日、彼は欠勤した。大事な奥さんが亡くなって、葬儀に出席するとのことだった。

さて、あなたはどう思うでしょうか。
客観的に見れていましたか?

客観的でなくてもいいです。彼の立場に立って物事を考える努力をしたでしょうか。

僕はできませんでした。
自分の主観で判断し、彼のやる気を出させようとしたり、批判したりしようと考えました。

僕と同じ考えになった人も少なくないと思います。

これが、自分の目でしか世界を見ていないことです。

見方を変えればすべてが変わる

では、彼の奥さんが亡くなったことを聞いた後はどうでしょうか。

昨日の怒りはなくなり、同情や彼を思う気持ちでいっぱいでしょう。
「何か自分にできることはないか」「どうしたら彼の負担を少なくできるか」を考えると思います。

つまり、見方を変えることによって自分の態度も、考えも、行動も変わるのです。
全ては「どの視点で物事を捉えているか」に起因しているのです。

だからこそ、誰の目で世界を見ているかが大事なのですよ。

7つの習慣では、視点のことを「パラダイム」といい、自分の視点を変えることを「パラダイムシフト」と言います。

さて、僕たちはすでに大事なことを学びましたが、この記事の最も大事なところは、この後です。

インサイドアウト

パラダイムシフトを含めた考え方ですが、僕がこの記事で最も話したいことはこの「インサイドアウト」です。

何事も「自分から」という考え方。

先の例に戻りましょう。
やる気のない部下に対して、僕は「どうしたら彼のやる気が上がるか」を考えました。

これは「彼」を変える方法ですよね。
完全に「アウトサイドイン」の考え方です。

そうではない。
「インサイドアウト」何事もまずは、自分から変われ。

アドラー心理学とも近い考え方ですよね。
「まずはあなたから始めなさい。ほかの誰でもない、あなたから」と。

「わかったつもり」になられるのが最も怖いので、念を押しておきますね。

例えば、「うちの上司がむかつくせいで、全然仕事ができない」
「環境が悪いから、成果が出せない」

仕事だけではありません。
家族や恋愛においても同じことが言えます。

「なぜ私の子供は他の子と比べて出来が悪いんだ」
「彼が自由奔放なせいで、私は不安を抱えてばかりだ」

全て「アウトサイドイン」ですよね。
で、誰もが一度は思ったことでしょう。

だから「インサイドアウト」は一朝一夕で習得できるものではありません。
ゆっくり、でも確実に身に着けていく必要があります。

第一歩としては「認知」です。
人に対して、環境に対して不満を持ったとしましょう。
その時に「あれ、今私はアウトサイドインになっていないか?」と、気づくことが大事です。

気づくことさえできれば、あとは「自分が変わるにはどうすべきか、どう変わったらいいのか」を考え、実行するだけです。

ここで忘れてはいけないのが「パラダイムシフト」です。
自分の視点をより客観的にして、物事のとらえ方を変えましょう。
すると、あなたの考え方も態度も、行動すら変わります。

刃を研いでるやつばっかり

少し前、ある経営者に言われました。

「刃を研いでるやつばっかりだ」と。

7つ目の習慣のことですね。

今回熱を入れて話した「パラダイムシフト」や「インサイドアウト」は本の序盤の序盤に書かれているものです。

つまり、これらを身につけずして、7つの習慣を身に着けることはできないのです。
つまり、「刃を研いでるやつ」というのは、「研ぐ刃もないのに研いでいる」無意味な奴。ということです。

7つの習慣を読み、この記事をここまで読めた方は、きっとインサイドアウトで物事を捉えられると思います。

7つの習慣は多くの人が知っている名著ですが、ちゃんと生活に活かしているのは、ごくわずかな方です。

今回は基盤の部分を話しました。少しでも理解を助けることができたらいいと思います。

 

それではまた!


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