僕の考え方を根底からひっくり返した本【仕事はたのしいかね?】

Amazon オーディブルを購入して、毎日のように通勤中聞いていました。
その日も「とりあえず適当に聞くか」なんて思いながらスマホの画面を操作して、一冊の本を聴き始めました。

しばらく経ったころ、運転中だと言うのに僕の目頭は熱くなり、今にも泣き出しそうになっていたのです。
ビジネス書を読んで泣きそうになったのは『嫌われる勇気』を読んで以来でしょうか。

理由はいくつかあります。
僕がちょうど仕事と人間関係で悩んでいたから。
最近涙腺が緩くなってきていたから。
そして、今までの考え方を覆されたから。

もし、あなたも同じように仕事や人間関係で悩んでいるのなら、この先の話は参考になると思います。

ゴールまでの道筋を立てる

何かを始めようとする時、僕は目標を立てます。
例えば「3ヶ月後に資格試験に合格しよう」
そこから、どう勉強するかを調べて、参考書を買い、実際に勉強へ取り組む。

多くの人、いやほとんど全ての人がこんな感じだと思います。
「ゴールを立てて、道筋を決め、歩き始める」

僕はこの方法で、大学受験も、資格試験も、就活も、転職も全て達成してきました。
今までこの方法を”間違い”と思ったことはありません。
だって、事実うまくいっているのだから。

しかし、いつの日からか、それを「人生」にも当てはめていたのです。

人生は思い通りに行かない

「人生は思い通りに行かない」
そんなことは周知の事実ですよね。
でも、僕は人生設計や将来の夢を必死に考え、どうすればいいかを模索し、行動に移してきました。

うまくいったでしょうか?
そう、うまくいっていないのです。

目標を立てて、筋道を見つけ歩き出す、僕の中で百戦錬磨の方法が全く歯が立ちません。
全然思い通りにはなってないのです。

おかしいじゃないですか。
ちゃんと目標は立てた、筋道も間違ってないはず、なのにうまく行かない。
どうすればよかったのか、やり方が間違っていたのか、時期か、タイミングか、頭の中でぐるぐる思考を回していました。
そんな時、本の中の老人に笑われたのです。

「はははっ、どうせ人生なんて思い通りになんてならない」と。

至極当然のことです。
人生が思い通りになったら、人類皆億万長者。誰1人死ぬことなく、幸せな世界になっているはずだからです。

でも、僕はそれをすっかり忘れていました。そして思います。
「確かに人生は思い通りにならない、ならば流れに身を任せるだけでいいのだろうか?」

宇宙からの贈り物

今では知らない人はいない飲み物『コカ・コーラ』がどうやって発明されたか知っているでしょうか?

薬剤師であったジョン・ペンバートンは優秀でした。
数々の薬を作っては皆のために売っていたのです。
ある日、雇っている若い従業員2人が倉庫で薬を水で溶かし、飲んでいたのです。
それを見てペンバートンは「これは面白い」と思い、水ではなく炭酸水ならどうだろうと考え、
できたのが有名な「コカ・コーラ」なのです。

多くの人は成功者のことを「運がいい」と思うでしょう。
実際、彼らは運がいいです。
結局運じゃないか。

しかし、老人は言います。
「素晴らしいアイデアが、宇宙から贈られる時、宇宙はあなたを選ぶと思うかね?」と。

僕は答えなければなりません。
「おそらく、選ばないでしょう」

ペンバートンだけでなく、運を掴む人は、やるべきことをやり、最大限の努力をしている人。
そして、宇宙からの贈り物に気づける人。

僕がペンバートンと同じ立場なら、サボって売り物の薬を飲んでいる若い従業員を見たら注意していたでしょう。

自分が力不足なのはわかってました。
でもやり方がわかりません。

資格の勉強は簡単にできます。仕事に対して努力もできます。
それでも人生は思い通りに行かない。
どうしたらいいのか。
また老人は教えてくれました。

遊び感覚で

「遊び感覚でいろいろやって、成り行きを見守る」

なんじゃそりゃ。
「目的を持って、それを達成するためにやり方を考えて、少しずつ進んでいく」
どう考えても、こっちの方が正しそうじゃないですか。

頭の中で反論を考えたんです。
「そんなこと言ったって…」
その後、言葉は出てきませんでした。

だって、実際うまくいってないから。
毎日毎日頭を悩ませて、何もできていません。

僕はゴールに向かって走る癖があります。
何か目的があって、相手と話をしたり、協力したり、勉強したり、活動したり…
うまくいったこともありましたが、ほとんどうまくいきません。

それに、自分の思い描いたゴールに辿り着けないがために頭がいっぱいになるんです。
そしてどうしていいわからず、パンク。

だからこそ「遊び感覚」なのでしょう。
ただより良くなるために、遊び感覚で飛び回ってみる。
それでどうなるかなんてわかりません。見守るだけ。

老人の話を聞いているうちに「確かにそうかも」と思うようになりました。

「自分ができることをやる、その後どうなるかは相手次第」

僕の大好きな「嫌われる勇気」に出てくる「課題の分離」です。
この中の「自分にできること」として僕は”建設的な活動”と捉えていました。

しかし、どうやらそうではなく、もっと気のままでいいようです。
今日とは違った自分になれるよう、試して、遊んで、楽しんで。
それが「自分にできること」なんじゃないか。と。

その時、妙に腑に落ちました。
そして「これはやってみなければ」と思ったのです。

最後に

そう意気込んでまだ数日。
昨日と違った自分になるのは、意外と難しいです。
それは本の中でも言われていたことですが。

初日は「超元気でいる」を実践しました笑
疲れましたが、こっちが元気だと相手の元気度がよくわかりました。

相手が元気だと、僕の作りに作った「おはようございます!!!」に対して
テンションを合わせたかのように「おはようございます!!!」と返ってきました。

一方、「おはようございます」とボソッと言われる時もありました。
そこから、「元気ないじゃないですか!、何かあったんですか?」と聞き手に回ることができたのです。

これがいいのか知りません。今はまだ見守っている状態ですから。
でも、あれこれ考えて、目標へ進むより、遊び感覚で色々試した方が楽しいのは明らかです。

ここまで読んでいただいて、なんですが、
この記事は読み手のことをあまり考えられてません笑
本の内容が衝撃的すぎて、僕の頭を整理するために書かせてもらってます。
これも一つの「試し」です。
もし、参考になったのなら僕の遊びは成功したということで。

気になった方は「仕事は楽しいかね?」を読んでみてください。
きっと新しい気づきがあると思います。

それでは!


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