さて前回に引き続き、最近読んだ本「仕事は楽しいかね2」のことです。
どうも僕はこのシリーズにハマってしまったらしいです。
いや、単純だなって自分でも思います。笑
今回はこの本を聞いているうちに上司への不満が一瞬でなくなったことについて。
「そんなことあるの?」なんて思いそうですが、それは読み進めてからのお楽しみということで。
さぁ、本題に行きましょう。
管理職の男性の話
本の中で管理職の立場である男性が、老人に相談をします。
「このままバリバリ仕事をしていて、本当にいいのだろうか」
家族との時間は?もっと自由にすべきでは?
そこで老人は「問題はそこじゃないのだろう、人と人の結びつきだ」と。
この辺りの話は今回の件とは少しだけずれるので、割愛させてもらいます。
2人は話の流れで、上司と部下の関係について話を掘り下げていきます。
優秀な上司と優秀な部下
僕もあなたに聞きたいことがあります。
「優秀な上司に会ったことはありますか?」
新卒で今の病院に来た僕の返事は「NO」
でも、何を持って優秀なのだろうか?
老人は「管理しない上司」と言います。
部下のできることを知り、得意なことを見極め、託すことができる上司。
これを優秀な上司というそうです。
僕が衝撃を受けたのは次です。
では「あなたは優秀な部下かね?」
「。。。」
どうだろう、僕は優秀な部下だろうか。
そして優秀な部下の定義も教えてくれました。
「優秀な上司と同じだ、管理されない部下。自分のできることを知り、得意なことを知り、そして上司に良い仕事をさせるのを、優秀な部下というんだ」
「うん。できてない。」
上司に良い仕事をさせるなんて考えてもいませんでした。
僕の中で固定概念として「上司は部下を管理するもの」とあったのです。
これには衝撃を受けました。
確かに、なぜそこに気づかなかったのだろうと。
考え方の変化
僕は上司に不満があります。
もっと部署のことを考えてほしいし、教育に力を入れてほしい、何よりもっと仕事をしてほしい。
でも、もしそれが僕のせいでそうなっていたとしたら?
僕が判断をいちいち尋ね、時間を奪っていたとしたら?
自分で何も決められず、指示待ち人間として仕事をしていたとしたら?
「果たして、上司が悪いと言えるだろうか?」
ここで、僕の考え方が一気に変わりました。
「あれ??あれれ???」
いや、普通に考えたら上司がいい仕事をできるようにしてあげる部下なんてちゃんちゃらおかしいですが、でも事実「優秀な部下」と言われる方々は自分の判断に自信を持ち、それに対して上司からも認められているでしょう。
「おっとどうやら僕は優秀な部下ではないようです」
では、どうするか
実はこの先はまだ読んでいないので、具体的な方法は分かりません。
しかし、それは大きな問題ではないのです。
僕は今の職場を6月に退職します。
ぶっちゃけ今の部署が空中分解しようが、なくなろうが、みんなが路頭に迷おうがどうでも良いと思ってました。
でも、もし自分が優秀な部下になることで、上司の方々が本当にやるべき仕事ができるとしたら?
もっと組織のために時間を使えるとしたら?
それはやらずにはいられません。
理由は知りませんが、僕はそういう人間なことは確かです。
タイトルにあるように、上司への不満が一瞬にしてなくなったかと言えば、微妙です。
しかし、不満どうこういう前に、自分にやるべきことがあると知れたことが大きいのです。
この本はどちらかというと「管理職向け」です。
多分社会人1,2年目が読む本ではないでしょう。
でもそこから、部下としてのあり方を教わったのは目から鱗でした。
あと4ヶ月でどこまでできるか分かりませんが、この本で言う優秀な部下を目指して精進しようと思います。
もし、先が気になるようでしたら買って読んでみてください!
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